09-32 『思いがあれば距離は障害にならない』
現代語訳
(ある詩:)『唐棣(※)の花は、ひらひらと裏返るように散る。あなたを思わないわけではないが、ただ家が遠いのです。』この詩について、お師匠様が言われました。「『思わないわけではないが、家が遠い』と言いますが、本当に思っているのなら、心の距離が遠いはずはないのです。」
補注
- ※唐棣 … 初夏に赤い花をつける植物の名。具体的には、ニワウメ、ニワザクラなど諸説あります。
原文・書き下し文(☑表示)
| 唐棣之華、 | 唐棣の華、 |
| 偏其反而、 | 偏として其れ而を反すは、 |
| 豈不爾思、 | 豈爾が思ったことにあらずや、 |
| 室是遠而。 | 室が是しきこと而を遠ざける。 |
| 子曰。 | 子曰く。 |
| 未之思也夫、 | 未だ之を思わざるなりかな、 |
| 何遠之有哉。 | 何の遠きことか之有らんや。 |
広告
【次へ】 10-01 『私的には控えめに、公的には明瞭に振る舞う』