儒学のすすめ
論語 現代語訳大全

14-31 『人を批判することへの戒め』

現代語訳

子貢しこうが人を批判していました。

お師匠様が言われました。「(子貢しこう:)賜しは、ずいぶん優れているのでしょうね。しかし、私にはそんなことをしている暇はありません。」
登場人物
  • 子貢しこう … 孔子こうしの弟子。孔門十哲こうもんじってつの一人。名は賜し。
  • お師匠様 … 孔子こうし本人。名は丘きゅう、字は仲尼ちゅうじ。

注記・解説

この章の孔子こうしの「ずいぶん優れているのでしょうね」という発言は、子貢しこうを、褒めているのではありません。人を批判していたことに対する皮肉を言っています。

原文・書き下し文(☑表示)

子貢方人。子貢しこう人ひとを方くらぶ。
 
子曰。子し曰いわく。
賜也賢乎哉。賜しや賢けんなるかな。
夫我則不暇。夫それ我われは則すなわち暇いとまあらず。
広告

【次へ】 14-32 『他人の評価ではなく自分の実力を省みる』

【前へ】 14-30 『仁・知・勇という君子の理想』

憲問けんもん第十四の章一覧を見る