儒学のすすめ
論語 現代語訳大全

13-29 『善政による教育は人々を統率可能な存在にする』

現代語訳

お師匠様が言われました。「徳のある人が民間の人々を七年も教育すれば、いざというときには軍務につかせることもできるようになります。」

注記・解説

この章で言うところの教育とは、「人を人として整え、社会の中で責任ある行動ができるようにする教育」のことであり、軍事教育のことではありません。

ここでいうのは、教育によって社会に秩序が生まれ、人々が統率に従えるようになるため、結果として軍務にも耐えうるようになる、という意味です。武力行使そのものをすすめているわけではなく、社会的に整った状態の比喩を説いています。

原文・書き下し文(☑表示)

子曰。いわく。
善人教民七年、善人ぜんにんたみおしうること七年しちねん
亦可以即戎矣。もっじゅうかしむし。
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