10-05 『圭を扱うときの礼の所作』
現代語訳
圭(※)を持つときは、身をかがめて慎み、まるで支えきれないかのようにされました。持ち上げるときは礼をするように、下ろすときは手渡すように行い、表情は引き締まり、まるで戦いに臨むようでありました。足取りは小刻みで、一定の規則に従うようでありました。儀礼の場では、それにふさわしい整った表情になられました。私的に会うときには、やわらかく穏やかな様子であられました。
補注
- ※圭 … 天子が諸侯に与える先のとがった玉器のこと。
原文・書き下し文(☑表示)
| 執圭、 | 圭を執れば、 |
| 鞠躬如也。 | 鞠躬如たり。 |
| 如不勝。 | 勝えざるが如し。 |
| 上如揖、 | 上ぐるには揖するが如く、 |
| 下如授。 | 下ぐること授くるが如し。 |
| 勃如戰色。 | 勃如として戦色あり。 |
| 足蹜蹜如有循。 | 足は蹜蹜として循う有るが如し。 |
| 享禮有容色。 | 享礼には容色有り。 |
| 私覿、 | 私覿には |
| 愉愉如也。 | 愉愉如たり。 |
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