07-08 『主体的に学ばない者には教えないという教育方針』
現代語訳
お師匠様が言われました。「自分で考えても分からないために、心にもどかしさが生まれていなければ、教え導きません。分かりかけていながら、うまく言葉にできないという状態でなければ、教えを明らかにしません。四隅あるうちの一隅について教えた時、残りの三隅を自分で考えて返答するのでなければ、もう一度教えることはありません。」
注記・解説
四隅のたとえは、普通はなかなか気づきにくい事柄について、一部分を教え、そこから残りの多くの部分の気づきや理解に至ることを意味します。この章のから「啓発」という言葉が生まれました。
原文・書き下し文(☑表示)
| 子曰。 | 子曰く。 |
| 不憤不啓、 | 憤せずんば啓せず、 |
| 不悱不發。 | 悱せずんば発せず。 |
| … | |
| 擧一隅、 | 一隅を挙げて、 |
| 不以三隅反、 | 以て三隅が反らざれば、 |
| 則不復也。 | 則ち復せざるなり。 |
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