01-08 『誠実さを軸に、学び・人間関係・自己改善を整えることが君子の条件』
現代語訳
お師匠様が言われました。「君子が重々しく無いならば、威厳がありません。道理を学ばなければ、考えがしっかりと定まりません。誠実さと信頼を根本にして、自分より志や徳の劣る人を友としてはなりません。このことに過ちがあれば、ためらわずに改めなさい。」
現代への応用(☑表示)
この章は、「誠実さを土台にして、人との関係を築き、より良い関係を選びながら自分を整えていくことの大切さ」を示しています。まず、「誠実さと信頼を根本にして」とあるように、人との関係において最も大切なものが何かを示しています。言葉や態度に誠実さがあることが、信頼関係を築く出発点になると考えられます。また、「君子が重々しく無いならば、威厳がありません」とあるように、軽はずみな言動ではなく、落ち着いたふるまいを心がけることが、相手に安心感を与えることにつながると説かれています。日常の中でも、丁寧な受け答えや一貫した態度が、信頼を育てると考えられます。さらに、「自分より志や徳の劣る人を友としてはなりません」とある点は、人との関わり方について重要な視点を示しています。ここでは、どのような人と関係を築くかが、自分自身のあり方にも影響することを示しています。お互いに高め合える関係を選ぶことが大切であると考えられます。そして、「このことに過ちがあれば、ためらわずに改めなさい」とあるように、人との関係の中での言動を見直す姿勢も大切であると説かれています。関係の中でのすれ違いや失敗に気づいたときに、素直に修正していくことが、関係をより良くしていくことにつながると考えられます。このように、誠実さを軸にしながら、相手との関係を丁寧に築き、関わる人を大切に選び、必要に応じて自分を見直していくことが、より良い人間関係につながっていくことが示されています。
原文・書き下し文(☑表示)
| 子曰。 | 子曰く。 |
| 君子不重則不威。 | 君子重からざれば則ち威あらず。 |
| 學則不固。 | 学べば則ち固ならず。 |
| … | |
| 主忠信、 | 主は忠信とし、 |
| 無友不如己者。 | 己に如かざる者を友すること無かれ。 |
| … | |
| 過則勿憚改。 | 過ちては則ち改むるに憚かること勿かれ。 |
広告
【次へ】 01-09 『死や先祖を丁寧に扱う社会は、人々の心が安定し、道徳が自然と高まる』