01-05 『信頼・節約・民への配慮が、良い政治の基本である』
現代語訳
お師匠様が言われました。「諸侯の国を治めるには、政務は慎重に行い、信頼を守ること。無駄な無駄な支出を抑え、人々を大切にすること。民間の人々を用いるのは、(人々の暮らしに支障の出る農繁期を避けて、)適当な時期を選ぶことです。」
現代への応用(☑表示)
この章は、「信頼・無駄を抑える姿勢・相手への思いやりが、組織や社会を良くしていく基本であること」を示しています。まず、「政務は慎重に行い、信頼を守ること」とあるように、どのような立場であっても、任されたことに丁寧に向き合い、約束や信用を大切にすることの重要性が説かれています。現代においても、仕事や人間関係の中で信頼を積み重ねていくことが、長く良い関係を築く土台になると考えられます。次に、「無駄な無駄な支出を抑え、人々を大切にすること」という言葉は、資源やお金の使い方に対する姿勢と、人への配慮の両方の大切さを示しています。無駄を減らすことだけに意識を向けるのではなく、その中でも人を思いやることが大切であると考えられます。この点は、効率と配慮のバランスの重要性を示しています。さらに、「民間の人々を用いるのは、適当な時期を選ぶことです」とあるように、人に何かをお願いするときには、その人の状況やタイミングを考えることが大切であると説かれています。現代でも、相手の忙しさや事情に配慮することが、無理のない協力関係につながると考えられます。これらの教えは、国を治めるという大きな話だけでなく、日常の仕事や家庭、人との関わりにも通じる視点を示しています。信頼を大切にし、無駄を見直し、相手の立場に心を配ることが、より良い関係や環境をつくることにつながっていくと示されています。
原文・書き下し文(☑表示)
| 子曰。 | 子曰く。 |
| 道千乘之國。 | 千乗の国を道むることは。 |
| 敬事而信。 | 事を敬みて信あり。 |
| 節用而愛人。 | 用を節して人を愛し。 |
| 使民以時。 | 民を使うに時を以てす。 |
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