02-16 『偏った学びは危険』
現代語訳
お師匠様が言われました。「正道から外れた考えにばかり深入りすると、害があるだけです。」
現代への応用(☑表示)
この章は、「偏った考えにとらわれることの危険性」を示しています。現代では、インターネットやSNSを通じて、さまざまな意見や思想に触れることができます。しかしその一方で、特定の考え方に強く傾倒し、それ以外を否定するような極端な姿勢に陥ることも少なくありません。孔子がここで戒めているのは、異なる考えそのものではなく、それに執着しすぎることだと考えられます。一つの立場に固執すると、視野が狭くなり、冷静な判断ができなくなるばかりか、無用な対立や争いを生む原因にもなると考えられます。大切なのは、さまざまな考えに触れつつも、それに振り回されず、全体を見渡す姿勢を保つことだと考えられます。特定の意見に深入りしすぎるのではなく、バランスよく理解し、自分の中で整理することが求められるのではないでしょうか。この章は、「偏りすぎず、広い視野を保つこと」の重要性を教えています。現代においても、一つの考えに固執せず、冷静に物事を見る姿勢が、健全な判断につながるものと考えられます。
原文・書き下し文(☑表示)
| 子曰。 | 子曰く。 |
| 攻乎異端、 | 異端を攻むるは、 |
| 斯害也已。 | 斯れ害あるのみ。 |
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