01-01 『学びを深め、同志と交わり、評価に動じないことで君子に至る』
現代語訳
お師匠様が言われました。「学んだことを折に触れて実践するのは、なんとも嬉しいことではないですか?志を同じくする仲間が遠方から訪ねてくるのは、なんとも楽しいことではないですか?人々から理解されなくても腹を立てない、それこそ君子ではありませんか?」
現代への応用(☑表示)
この章は、現代においても、極めて実践的な指針を示しています。まず、「学んだことを折に触れて実践するのは、なんとも嬉しいことではないですか?」という言葉からは、知識を得るだけで終わらせず、日常の中で繰り返し活かすことの大切さが説かれています。現代においても、読書や勉強で得た知識を、仕事や生活の中で試し、習慣化して身につけていく姿勢が重要であると考えられます。次に、「志を同じくする仲間が遠方から訪ねてくるのは、なんとも楽しいことではないですか?」という言葉からは、同じ志を持つ人とのつながりの価値が説かれています。現代では、インターネットやSNSを通じて多くの人とつながることができますが、その中でも志を共有できる仲間との交流は、学びや成長をより深めるものと考えられます。さらに、「人々から理解されなくても腹を立てない、それこそ君子ではありませんか?」という言葉からは、他人の評価に左右されない心の在り方が説かれています。現代社会では、評価や承認を気にする場面が多く見られますが、周囲に理解されなくとも自分の信念を保ち、感情に振り回されない姿勢が、人格の成熟につながると説かれています。このように、学びの実践、志を同じくする仲間との交流、そして評価に動じない心を大切にすることが、現代においても充実した人生を築く基盤になると考えられます。
原文・書き下し文(☑表示)
| 子曰。 | 子曰く。 |
| 學而時習之、 | 学びて時に之を習うは、 |
| 不亦説乎。 | 亦た説ばしからずや。 |
| … | |
| 有朋自遠方來、 | 朋有り、自ずから遠方より来たるは、 |
| 不亦樂乎。 | 亦た楽しからずや。 |
| … | |
| 人不知而不慍、 | 人知らずして慍おらずは、 |
| 不亦君子乎。 | 亦た君子ならずや。 |
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